2009年9月19日 (土)

オトメクジャク

2009july23_019 7月23日 日食観察後訪ねた磨西古鎮市街、石垣には前回紹介したホウライクジャク以外にも、様々なシダが付いている。2009july23_107 これは、おそらくオトメクジャクAdiantum edgeworthii。このシダも、図鑑での知っていただけなので、一度見てみたいと思っていたシダ。日本では、ホウライクジャクと同様、やはり大分県のみに分布する、絶滅危惧IB類に指定されている珍しいシダ。

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2009年9月18日 (金)

ホウライクジャク

2009july23_058 ホウライクジャク  Adiantum capillus-junonis ケキンモウワラビ?やヒメウラジロの仲間と群生している。2009july23_027 四川省甘孜藏族自治州泸定县‎磨西古鎮、中国東チベットの麓の町。標高1500m付近。標高は高いが緯度は沖縄とほぼ同じ。冬もあまり厳しくなく過ごしやすい気候だそうな。2009july23_060 古い石垣のあちこちに付いていて、細く長く葉を伸ばし、無性芽を付けクモの巣のようになっている。2009july23_069 葉は丸く何となく可愛らしい。2009july23_013 日本では大分県小半のトンネルの壁斜面の1ヵ所だけにみられる貴重なシダ。また絶滅危惧ⅠB類にも指定されている。図鑑だけでしか知らなかったシダだが、ここでは民家の石垣に普通に生えているのには驚いた。

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2009年9月10日 (木)

ヒメハイホラゴケ

2009sep6_16 滋賀県全体はほとんどの川は琵琶湖に注ぎ込む、淀川水系だが、高島市今津の一部地域には日本海側に注ぎ込む川の流域に属する地域がある。天増川と椋川付近は、福井県北川に流れ込み小浜へ下る。この地域は滋賀県の他の地域に比べ、ちょっと違った植物が見られる。その一つがヒメハイホラゴケCrepidomanes amabile梓河内のシダ日本海側を中心として分布しており、ハイホラゴケに比べ小さめで立体的な感じを受ける。

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2009年9月 8日 (火)

オオハナワラビの芽生え

2009aug30_24 8月30日、滋賀県高島町の神社の裏の林で一斉にオオハナワラビが葉を伸ばしていました。2009aug30_22 このグループのシダは夏の終わりに芽を出し、秋に胞子を成熟させ冬の柔らかな日差しを浴びゆっくりと栄養を蓄え、夏草に被われる頃、地上部は枯れていきます。2009aug30_21 普通のシダとは異なり、いわゆるシダ巻き、(ゼンマイ型のFiddleheads)は作りません。どちらかというと、セリ科の植物の羽状複葉が開くような感じです。2009aug30_14 滋賀県の里山にはオオハナワラビとフユノハナワラビが普通に自生していますが、関東の研究者からの指摘もあり、この秋はこのグループのシダをもう少しよく調べてみようかと思っています。滋賀県のハナワラビについては伊吹のハナワラビで一度紹介しています。ハナワラビの芽生えは京都府立植物園のオオハナワラビで紹介しました。

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2009年9月 7日 (月)

朽木のシマシロヤマシダ

2009sep6_08 高島市朽木の山間を、9月6日歩いてきた。以前から気付いていた場所だが、晩秋・早春に来ることが多く、確認には条件が悪かったのでこの日に訪ねた。

2009sep6_16 このシダは、シマシロヤマシダDiplazium doederleinii 滋賀県の絶滅危機増大種に指定されている。日本では本州福井県、岐阜県以西に分布し、紀伊半島南部と日本海側を中心に分布している。日本のシダ植物図鑑には朽木村麻生に記録で、現状を知りたくて以前から探していたシダだ。

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2009年9月 6日 (日)

今津のヒメムカゴシダ

2009sep6_08_2 以前(2006/7)にもヒメムカゴシダMonachosorum arakii を紹介した事がある。2001年に発見したときはかなりの株数があったのだがシカの食害と自生地の崩落で一時ほとんど絶滅寸前になっていた、ヒメムカゴシダ群落の最近の様子です。2009sep6_21 現地の様子はより一層シカの食害が広がり、シカの食べない植物ばかりの群落が広がってきている。

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2009年8月31日 (月)

アカハナワラビ

2009aug21_003 長野県松原湖のほとり。標高1000mをを越えたあたり。昼間の日差しは強いが、陽が沈むと急に温度が下がる。8/21にもうすでに、アカハナワラビBotrychium nipponicum と思われるハナワラビが一斉に葉を広げていた。葉先がやや尖っている。まだ出たばかりの若い個体なので緑色だが、季節が進むとここの個体は赤くなる。

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2009年8月28日 (金)

ムクゲシケシダ

2009aug25_04 大江山山麓の杉林で数年前に見つけたムクゲシケシダDeparia kiusiana 群落。確かに確認はできたがかなり小さくなり、小さな3群落のみでほとんどは葉柄のみでかなり危険な状態であった。2009aug25_05 わかりにくいが葉柄だけが突っ立っている。おそらくはシカだと思う。2009aug25_03_2 小羽片と中軸の拡大セイタカシケシダにも似ている。2009aug25_03 ムクゲシケシダは、京都府内では他に確実な産地はない。何とか保全できたらと思うのだが。2009aug25_09 根茎は長く這う。この根茎はひとまず栽培することにした。

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2009年8月26日 (水)

ヒメミズニラ

2009aug20_019 八ヶ岳山中の池の縁がやや水位が下がり露出しそこにまばらなホシクサのような群落できている。足跡は人ではなく動物のもの。2009aug20_089 池にはカルガモの子連れが。チドリの声もしたがはっきりと確認できなかったがイカルチドリらしい。これらの鳥の足跡も多い。2009aug20_021 副蹄があるのでイノシシの足跡であろう。他にもニホンジカやテン?の足跡もあった。2009aug20_097 岸辺の水草はミズニラのようだが、大きさも小さく、環境を含めて考えると ヒメミズニラIsoetes asiaticaだと思う。きちんと調べるには大胞子のうを顕微鏡で見る必要がある。2009aug20_108 動物がかき回すためだと思うが、池に浮かび上がったものもたくさんあった。この池には沈水性の水草はこれのみのような気がする。

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2009年8月23日 (日)

エビラシダ

2009aug21027 8月21日長野県の小海町か佐久穂町を歩いてきた。普段あまり見ないシダが多かった。これはイワウサギシダGymnocarpium jessoense乾燥した斜面に生えていた。密生して生えていてこんもりとした群落を作っていた。

 

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2009年8月 1日 (土)

雅安市碧峰峡のシダ

2009july24_087 ホングウシダLindsaea odorata パンダセンターの広大な敷地の遊歩道にはイヌワラビ以外にもいわゆる普通のシダが多く見られる。日本でも見られるシダを紹介したい。余りよく見ていないので、ひょっとして似て非なるシダかもしれない。

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2009年7月31日 (金)

雅安市碧峰峡のイヌワラビ

2009july24_010 中国四川省の山際標高1000mを越えたあたりはシダが多い。それも日本のシダとの共通の種類が多いのも親しみが湧く理由かも。ホウライイヌワラビAthyrium subrigescens パンダの飼育施設の周りで最も多く見られた。以前九州の谷で見たことがあるがほんとに久しぶりだル

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2009年7月10日 (金)

ヒメノキシノブ

M2009july4_01 飯室不動尊の軒端の石垣にノキシノブがたくさん着生していた。M2009july4_04 普通のノキシノブも多いが、それより一回り小さく葉先の丸いノキシノブも着いている。M2009july4_08 ヒメノキシノブLepisorus onoei 葉は大きくても10cmは越えない。ここのはほとんどが5cm以下。M2009july4_11 根茎は這いまばらに葉を付ける。胞子嚢群はやや楕円形で3~5対。可愛らしいシダだが、滋賀県では珍しいほどではないが最近減ってきているように思う。M2009july4_02 こちらはノキシノブLepisorus thuncergianus 一回り大きく、葉先が尖っている。

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2009年7月 8日 (水)

ヒメクラマゴケ

M2009july4_01 飯室不動にはもう一つヒメクラマゴケSelaginella heterostachysも自生している。こちらは地上には余り生えずこの場所では湿った石垣を中心に生えている。M2009july4_12_2 名前通りややタチクラマ、クラマゴケより小さめで匍匐した主茎は葉が密生して付き冬越しの時赤くなった色がまだ残っている。M2009july4_14 この場所のタチクラマが胞子嚢をいっぱいに付けているが、ヒメクラマは少し成熟するのが遅い気がする。胞子嚢穂はややまとまり気味で胞子を付けている部分の葉は背葉と腹葉の差が少なくなる。この写真は裏から撮っているので腹葉が目立つ。2009july4 胞子嚢の形はもう少し育たないとわかりにくい。M2008jul26_21 滋賀県にはもう一種類エゾノヒメクラマゴケSelaginella helveticaが分布している。胞子葉の形態はむしろタチクラマゴケに似ている。伊吹山の頂上付近の石灰岩上にのみ自生している。

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2009年7月 7日 (火)

タチクラマゴケ

M2009july4_12 飯室不動の境内の道のわきにはタチクラマゴケSelaginella nipponica がいっぱい生えていた。地面を這う主茎は「普通のクラマゴケ」と異なり葉の付き方は密だ。M2009july4_02 ちょうどこの時期立ち上がり区別が付けやすい。胞子を付ける茎は立ち上がるが、胞子のう穂は特別に葉の形の変化は少ない。M2009july4_10 赤い胞子嚢がよく目立つ。M2009july4_10_2 これは「普通のクラマゴケ」Selaginella remotifolia 胞子のう穂ははっきりとしている。

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2009年7月 5日 (日)

ウチワゴケ

2009july4_04 梅雨の晴れ間、大津坂本の山間の飯室不動尊を訪ねた。2009july4_05 珍しいわけでは石垣の壁面にびっしりとウチワゴケが張り付いていた。葉は名前通りうちわ型でコップ状の胞子嚢がついていた。

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2009年7月 1日 (水)

白川のシダ2

2009june20 6月20日、宇治白川を1ヶ月振りに訪ねた。18日にこの地は激しい「雹」に襲われ、緩いガレージの屋根はぼこぼこに穴が空き。果樹は実が落ちかなりの被害だったように思える。大きいものは5cmほどあったようで、神社の境内等はシイやカシの枝がおれて敷き詰められたようになっている。2009june20_05 タカサゴシダ?とおもわれるものも葉が痛んでいるものが多い。近所のヒトに聞いたところ、雨は余りたいしたことはなかったようだが。雹は一時はビー玉が敷き詰められたようになりガレージの隅にはたまった雹が次の日の朝まで残っていたそうです。2009june20_10 キサラギカナワラビ?と思われるものは葉は伸び硬くなってはいたが雹の被害でぼろぼろになっていた。標本として採取したが、株が小さいこととダメージで枯れてしまいそうな状況でした。2009june20_14 谷の壁面にはノコギリシダが群生し美しい。2009june20_20 アオホラゴケも生えていた。2009june20_33 透かしてみると偽脈が見える。写真ではわかりにくいかな。

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2009年5月25日 (月)

キサラギカナワラビ

M2009may23_01 5月23日シダのグループと共に宇治白川にタカサゴシダの現状を見に行った。M2009may23_40_2 昔からの自生地で以前はたくさん生えていたが最近は数が減っている周りはいわゆるトウゴクシダとのの中間的なものは多く生えている。M2009may23_41 最下羽片の下側の第1小羽片の大きさや切れ込みは様々だ。久しぶりに周りを探していると、タニイヌワラビやホソバイヌワラビの雑種、ハツキイヌワラビも見られた。以前に比べヒロハイヌワラビやカラクサイヌワラビが減った気がする。

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2009年3月17日 (火)

下物のAzolla

M2008mar1511 3月15日草津市下物淡海環境保全財団 ヨシ苗育成センター付近の水路や池はAzollaでいっぱい。春になって急に生育がさかんになってきたのか、水路には緑色の縞模様ができている。M2008mar1504 緑色の部分は暖かくなった部分は新しくのび始めた部分のようだ。風で寄せられかなり厚く重なり合っている。M2008mar1507 日本産のオオアカウキクサにも似ている気がするが葉の雰囲気や色の違いを感じる。M2008mar1508 正確な種名は分からないがおそらく雑種であろう。

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2008年12月10日 (水)

浜分沼のアゾラとカモ

S2008dec7_35 12月7日今津浜でカモを見た後、浜分内湖見て回った。秋口からAzolla.sp.が池全体に広がり風で打ち寄せられ岸に積み重なったようになっていた。S2008dec7_02 池に生えている、ハンノキの大木もすっかりと葉を落とし、ヨシも枯れ一部刈り取られ、池の見通しよくなっている。S2008dec7_10 池が赤くなっているのはオオアカウキクサに似た外来のAzolla。種類を特定するのは難しい。最近日本中の水辺で大発生し問題になっている水草のシダ。冬になると赤く色づき、寒さに強く冬の水辺で増殖し水面を覆う。最近(2004年頃から目立ち始めた。)は琵琶湖の内湖や波が比較的少ない湾で見られる。S2008dec7_16 この内湖ではガチョウが数十匹いるが、冬になるとカモ類が入る。Azollaは元もとアイガモ農法のの流れの中で導入されたと聞いています。Azollaは窒素固定をするシアノバクテリアを共生し、増殖したAzollaをアイガモの食料を補い、その糞や夏の乾燥で枯れたAzollaがイネの肥料になるそうだ。しかし自然状態で余りカモはAzollaを好んでは食べていないようだ。浜分でしばらく観察していると上の写真のようにオカヨシガモが食べている。 S2008dec7_21 ハシビロガモも集まり休んでいたがうまく写真を撮れなかったが確かに食べていた。S2008dec7_31 これはコガモの雄。水面にクチバシを持ってきて、漉しとるように食べている。S2008dec7_37 コガモの雌。見ている限りでは、コガモが一番積極的に食べていた。ほかにもマガモ、カルガモ、オナガガモ、そしてガチョウ・アヒルがいたが、この時は食べていなかった。観察を終える頃パンの耳を抱えた近所?の方が、ガチョウたちに餌をやっていた。「餌付け」自体にも問題を感じるが、少なくともガチョウたちはお腹が減らない限りAzollaを食べる気はなさそうだ。 これらを含めて全て池の富栄養化に影響しそう。この池には貴重な水草も自生している。絶滅しなければよいのだが。

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2008年10月22日 (水)

イワヒメワラビとコバノイシカグマ

S2008oct18_40 朽木小入谷は秋の気配が漂い、雑木林の林床は少しずつ明るさを取り戻していく。こもんばの滝は落差10mほどの小さい滝。小入谷の奥でひっそりと流れ落ちる。S2008oct18_53 近くは湿り気があり倒木にはオシャグジデンダが着生している。S2008oct18_38 岩場の近くではオオフジシダや写真のようなヤマソテツが生えていたが、岩場の上しか見あたらない。林道脇はS2008oct18_28 ヒカゲノカズラが大きな群落を作っている。ススキやミカエリソウなど、その他の陽地性の植物が多かったはずなのに余り生えていず、林の中は低木や草本が少ない。S2008oct18_30 それらに替わり目立つのはコバノイシカグマ。林道脇にあちこちに小群落を作っている。S2008oct18_32 コバノイシカグマは林の中にも侵入している。林床は他の植物は見あたらない。S2008oct18_56 日当たりのよい河原は大型のイワヒメワラビの群落になっている。S2008oct18_31 元もと2種とも珍しい植物ではないが比良から北山周辺はものすごい勢いで増加している。この辺りはシダではサカゲイノデやオシダ、イヌワラビ類が多かったのであるが、今は急傾斜地や岩場などシカの近寄りにくい場所だけに小型の個体が見られるのみだ。シダ以外ではベニバナボロギクなどキク科植物は余り食べられていないようだ。シカの嫌いな植物だけが増え続けていては、様々な植物が絶滅寸前に追いつめられている。この日も5~6頭の群と道路脇で雄に出会った。シカの声はあちこちで聞こえてくる。

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2008年10月 6日 (月)

伊吹のハナワラビ

2008oct4_1 ハツキイヌワラビAthyrium x pseudo-iseanum (ホソバイヌワラビ×タニイヌワラビこの写真はサキモリイヌワラビとの雑種ニセハツキAthyrium x inabaense かもしれない。)伊吹一合目までの杉林はサキモリイヌワラビ、タニイヌワラビ、ヒロハイヌワラビ、カラクサイヌワラビ、ホソバイヌワラビ、ヤマイヌワラビが群生している場所がある。その杉林にオオハナワラビBotrychium japonicumがひっそりと葉を広げていた。S2008oct4_12 この個体は普通に見られる典型的なタイプ。3回羽状に深裂している。右辺の先は尖っている。S2008oct4_1 近くに生えていたこちらの個体は更に切れ込みが深くなっている。見かけフユノハナワラビにも似てくるが葉の先は尖り柄には長く柔らかい毛が生えている。胞子嚢穂30cmほど。同じ場所に胞子葉を付けない葉が生えている。S2008sep20_34 こちらは東近江市の猪子山で見たもの。葉の切れ込みは深いが、葉先は丸く毛はない。S2008oct4_3 2合目の林道脇に、すでにナガホノナツノハナワラビBotrychium strictumがまだきれいな胞子嚢穂付けていた。時期的にはかなり遅い気がする。他にもナツノハナワラビの胞子嚢穂の枯れたものも残っていた。S2008jun28_25 6/28に伊吹山麓・大久保で見たナガホノナツノハナワラビ。本来なら胞子葉は枯れていて、せいぜいはだけ見られるのが普通なのに。S2008oct4_06 山頂付近では別の種類エゾフユノハナワラビBotrychium multifidum  var. robustum がすっかり黄色くなった草原で比較的大きな葉を広げていた。S2008oct4_08 羽片の先は丸く葉縁が巻き込むようになっている。S2008oct4_09 毛は少ないがフユノハナワラビと違い少しはある。今年は胞子葉を付けた葉が見つけられなかったが伊吹山頂付近のシダに去年撮影した胞子葉を載せてある。

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2008年10月 5日 (日)

テバコワラビ(伊吹山頂の植物)

S2008oct4_01 すっかり枯れ野になった、伊吹東登山道でコオニユリが種子を付けていた。この付近 は山頂付近では比較的シダが多い。S2008oct4_62 この付近には、近畿地方では分布の少ないテバコワラビAthyrium atkinsoniiが自生・大群落を作っている。S2008oct4_61 テバコワラビの芽出しは遅く伊吹山では7月にならないと出てこない。8月頃やっと葉を広げる。そして9月、山頂付近は霜がおり始めるともう枯れてしまう。葉は柔らかく胞子嚢群を見ようと裏向けただけでもぽきっと折れる。葉は細かく美しいシダだが、きれいな形のまま標本に仕上げるのは難しそうだ。S2008oct4_58 胞子嚢群はこの仲間では珍しく、丸い。草原内は余り大きい個体はないが樹林内では1mを越える個体もあった。

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2008年8月 3日 (日)

伊吹山麓の植物

S2008aug119 8月1日、伊吹山麓、大阪セメントの採石場の手前、大富川の谷を調査した。ここの谷の入口付近は高茎の草ととげのある植物、ツル、ごつごつの岩に阻まれなかなか入り込めない。砂防ダムもあり、ちょっとした遠巻きも一苦労でした。S2008aug104 石灰岩の岩上には、クモノスシダやツルデンダが多い。S2008aug114 谷の急斜面はオオキヨスミシダとヒメカナワラビ、オオバノハチジョウシダが見られる。S2008aug110 ヤマヤブソテツの大きい株が多い。非常に多型で葉の幅の細いものからヒロハヤブソテツかと思える型、葉の光沢も様々だ。S2008aug124 ナツエビネもまもなく咲きそうであった。S2008aug136 ちょと高い場所のやや乾燥した岩上にはビロウドシダが着生していた。オオバノイノモトソウやコバノヒノキシダも多いがイヌワラビやイノデ類は少ない。

S2008aug1305 伊吹3合目はユウスゲ、コオニユリ、エゾフウロなどが咲いているが全体としては種類が少ない。S2008aug1205 オオキツネノカミソリも咲き始めている。S2008aug1203 コオニユリは林道脇の崖地から伸びている。S2008aug1209 イチョウシダも乾いた岩の上で元気なようだ。S2008aug10513 1合目までは杉の植林が多いが下草特にシダ植物の種類が多い。サキモリイヌワラビや、カラクサイヌワラビなども群生している。この時期咲いている花は少ないが、イタチササゲが咲いていた。S2008aug10505 ミドリヒメワラビ、この場所も比較的シカの食害は少ないようだ。

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2008年7月31日 (木)

豊口・塩見岳のシダ

S2008jul28_34 7/27~29は鳥越林道から三伏峠を経て塩見岳を往復した。写真は、28日前小河内岳から見た塩見岳。南アルプスはかなりの高度まで樹林帯に被われ、雪も比較的少ないためか、お花畑の規模は大きくない。その上、シカが高山帯にまで姿を見せ、セリ科などから、シカが食べないマルバダケブキなどの、キク科植物が増えているそうな。S2008jul28_2チシマヒカゲノカズラ、普通のヒカゲノカズラより細くこぢんまりしている。ハイマツの下にひっそりと。S2008jul28 スギカズラ、ホソバトウゲシバもありちょっと見ると似てくるが胞子嚢の付き方が異なる。S2008jul29_16 塩見岳の岩場の影に生えていたタカネシダ S2008jul28_37 トガクシデンダ。豊口山と山北の間はシダが多い。コケで覆われた岩壁などをよく見ると小さなシダが生えている。 S2008jul29_66アオチャセンシダ S2008jul29_45 ヒメイワトラノオS2008jul28_48 ヤツガタケシノブ2008jul28_06 イナデンダ  S2008jul29_72 トヨグチイノデS2008jul29 もちろん小さいシダばかりでなく、このオオメシダやシラネワラビ・シノブカグマなども生えている。S2008jul29_23 鳥倉林道から見た豊口山。正面に石灰岩の大岩壁が見える。S2008jul29_11その岩場の一部に日本でここにしかないトヨグチウラボシが付いていた。確かにノキシノブとは異なる。大切にしないといけないシダが多い。

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2008年7月23日 (水)

モメンヅルとイワヤシダ

S2008jul2101 モメンヅル Astragalus reflexistipulus 京都のT氏に自生地を教えてもらい毎年動向を見てきた。この場所は葛川沿いの土手で草刈りが頻繁に行われ紫陽花に守られ今年は1株だけ確認できた。訪ねたときは花を咲かせていた。S2008jul2114 花のアップS2008jul2129 托葉S2008jul2137 種子 状況から見て絶滅寸前、滋賀県では要注目種に指定。

S2008jul2113 イワヤシダ Diplaziopsis   cavalerianaこれも林の伐採埋め立てで姿を消したと思っていた。今年付近を調べると小型の株が1個のみ見つかった。滋賀県においては希少種に指定。何とか生き延びてくれればよいのだが。S2008jul2114_2 葉脈は網状、イワガネソウにも一見似ているが・・・。S2008jul2107 これはミヤコイヌワラビこれもやはり希少種。湿った林下に生えるが少ない。

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2008年7月21日 (月)

白山の鳥とシダ

  S2008jul12_75 白山で撮影できた鳥はイワヒバリだけ。けっこう見かけてはいるものの、花撮影を主にマクロレンズを入れているので望遠レンズに対応できないせいかもしれない。樹林帯はカラ類、アカゲラ、キビタキ、カケスなど時期が遅かったせいかツグミ類の声はあまり聞かなかった。クロツグミぐらいかな。高山帯はイワヒバリ、ウソ、ホシガラス、ルリビタキ、カヤクグリなど。どういうわけ亜高山で目立つメボソムシクイやコマドリの声が聞こえなかった。あんまりいないのだろうか?

S2008jul12_143 北のシダは普段見慣れてないので必ずしも自信がない。間違っていたらお教え願いたい。たぶんこういったタイプをコシノサトメシダといっているのではないかと思う。S2008jul12_154 これはカラフトメンマ、夏緑林の中はオシダやサカゲイノデが多いのだが、低木林となり、雪渓が出始めると草地にも見られる。S2008jul12_086 もう一つ湿り気味のお花畑に見られるのは、カラクサイノデ。S2008jul13_33S2008jul13_16 S2008jul13_30 白山は標高の割に多雪地帯なので湿り気が保たれる場所が多い。高茎のお花畑にシダが目立つ。S2008jul13_07ヤマソテツ。亜高山帯のシダは他にハクモウイノデ、オオバショリマ、オクヤマシダ、ミヤマメシダなど。S2008jul12_64 クロユリが咲く花畑の縁で、雪が消えたばかりの場所にチシマヒカゲノカズラが生えていた。

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2008年6月30日 (月)

伊吹山頂付近のシダ

S2008jun14 伊吹山の山頂付近はお花畑が広がりシダ植物は多くない。6/1と6/14に観察したシダを紹介します。1つめは伊吹山の植物を代表するシダ、エゾノヒメクラマゴケ Selaginella helvetica 西南限として大切にしたいクラマゴケの仲間だ。西遊歩道の途中の石灰岩の岩陰にひっそりと着生している。S2008jun14_2お花畑内に最も多く見られるのがヘビノネゴザ   Athyrium yokoscense 。鉱山近くや他の植物が特殊な環境に生える事が多い。その他にハクモウイノデDeparia pycnosora var. albosquamata。やや毛が少ないようだ。S2008jun14_3 これはヤマイヌワラビAthyrium vidalii 高茎の草本のやや湿ったところに見られる。S2008jun14_4 タチヒメワラビThelypteris bukoensis やや他の植物より遅れて伸びてくるようだ。M氏により最近発見された珍しいシダで、近畿唯一の産地である。S2008jun1 東遊歩道の縁のやや湿った場所にわずかに見られるオシダDryopteris crassirhizoma。S2008jun1_2 ツヤナシイノデPolystichum ovato-paleaceum。滋賀県北部はほとんどがサカゲイノデが多いのだが、この山頂付近に見られるのは意外でだ。他にキヨタキシダやコタニワタリ、ツルデンダがドリーネの縁に見られる。2006sep18092 伊吹東遊歩道にはテバコワラビAthyrium atkinsonii の群生地があるのだが、まだ芽出しが見られなかった。S2006sep18108 この写真は2006年に写したものであるが夏の終わりには草原の一角がに群生する。Athyriumの仲間だが胞子嚢群は丸い。羽片は立体的になりおれやすいため標本にするとがたがたになる。S2006sep18084 もう一つ今回見られなかったシダにエゾフユノハナワラビBotrychium multifidum var. robustum がある。2006sep18100 これはその胞子嚢穂。これも夏の終わりには出てくることだろう。伊吹山頂付近は多様な種子植物は有名だがシダ植物は10種ほどが見つけられたのみ。やや下った林下、もう少し調査範囲を広げればもう少し確認種類数が増えると思われる。

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2008年1月 3日 (木)

八丈島のシダ

2007dec26hachijousida 八丈といえば真っ先に思いつくのがハチジョウシダPteris fauriei。どうやら本場はこれ一種のよう。葉は硬めで海岸から谷間まで比較的多く観察できた。2007dec26hatijoukaguma ハチジョウカグマ林道脇いっぱい。大きい株がたくさん見られた。まあ本場で見てもコモチシダの大型のものとしか言いようがない気がする。2007dec27kanawarabi コバノカナワラビのようだが小型でも胞子を付けている。頂羽片もややはっきり気味。どうやらハチジョウカナワラビのようだ。学名はArachniodes davalliaedormis.のようだ。根茎はコバノカナワラビと同様あまり大きくはない。2007dec26houbisida ホウビシダも見られる。2007dec26shiroyamaこれはシロヤマシダ。2007dec26shiroyama2探したがコクモウクジャクなどはないようでした。2007dec26juumonnjishida_2 大きなジュウモンジシダも見られる。 公園内はオオタニワタリが多いが野外では1カ所自生状態を認めたが、後はほとんど植栽のようだ。期待していたシチトウハナワラビは見つけられなかった。リュウビンタイ、カツモウイノデ、ミゾシダ、ケホシダ、ヨゴレイタチシダ?、2007dec25arageアラゲヒメワラビ、セイタカイワヒメワラビ、スジヒトツバ、シシラン、オオハイホラゴケ、コウヤコケシノブ、2007dec25honnguu ホングウシダ、ホソバイヌワラビ、ナチシケシダ、リョウメンシダ 、アスカイノデ、ヒトツバ・・・。結構いろいろあるようです。でも種類は思ったより少ない気がするが個体数はどれもたくさんある。また季節のいい時期に行ってみたい気がする。

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2008年1月 2日 (水)

ハチジョウベニシダ

2007dec26hatijobeni ハチジョウベニシダ Dryopteris caudipinna 2007年12月26日八丈鴨川林道大滝付近に生えていた、ハチジョウベニシダ。ハチジョウベニシダの原産地を確認しに行くのが今回の旅行の目的の一つであったが、八丈島のやや標高の高い所には普通に生えていた。2007dec27hachijobeniこれは27日八丈唐滝硫黄沼歩道のものだが葉はやや二型性で胞子をつけた葉は大きく伸びて大きいものでは葉柄もあわせて1m近いものがあった。時期的に胞膜の色は確認できていないが、小羽片は細長くややトウゴクシダ的な感じに見えるものもあった。伊豆七島には普通に生えているようだが、普通のベニシダと思われるものはなかった。2007dec29hachijobeni3 次に訪ねた12月29日三宅島火ノ山峠付近の林下で見たハチジョウベニシダ。八丈とは違い海岸部付近から生えていた。2007dec29hachijobeni葉柄部と葉の表面2007dec29hachijobeni2葉の裏面。胞子ははじけ飛んでいた新しい葉も伸びていたが胞子をつけていないものばかりであった。2007dec29hatijoubeni 大路池付近のシイ・タブの林下は一面ハチジョウベニシダばかりでした。幼株も多いただ三宅島は火山ガスの影響か島の南部と北部にごくわずかいい状態の照葉樹林が残るだけで大部分は木が枯れて下草もない状況でした。ベニシダ類は2n=123のものがほとんどだが、ハチジョウベニシダは2n=82の有性生殖を行うとされている。ただ日本での分布はほとんどが島嶼で、本土ではよく発達した照葉樹林下で細々と生き残っているのみである。伊豆諸島以外では京都の冠島や島根で確認されている。

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2008年1月 1日 (火)

八丈島のヘゴ

2007dec26hego4 Cyathea spinulosa ヘゴ  八丈島は木生シダのヘゴの北限自生地として知られている。写真は裏見ヶ滝遊歩道脇に生えていたもの。時勢状態のものもあるが、明らかに植栽されたと思われるものも多かった。生育状態はよくよく見ると芽生えたばかりのヘゴも見られた。2007dec26hego ほとん どは谷間の林下に生えており樹高は3m程度、枯れた葉が垂れ下がり葉柄痕は目立たない。2007dec26hego2 葉柄の付近は写真では目立たないが、やや鋭いとげがある。2007dec26matubaran立ち上がった根茎、(いわゆるヘゴ板)にはコケや着生シダなどが着いている。写真は小さなマツバラン。2007dec26hego3 ヘゴは標高200mていどまで分布しカツモウイノデやリュウビンタイと共に亜熱帯を感じさせるシダでした。(三宅島のアカコッコ館の近くでもヘゴは確認したがこちらは自生ではないと思う。)

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2007年11月18日 (日)

梓河内のシダ

S2007nov17_02 11/17米原市の梓河内の渓谷にシダを見に入った。ここは霊仙の南側に位置する場所で所々石灰岩の露頭が出ている場所である。谷に入ってすぐの所にウラボシノコギリシダAthyrium sheareri があった。やや葉質が薄めで、羽片の柄が少し長めで胞子嚢群が少し流れ気味である。胞子を見ないと何とも言えないが、イヌワラビとの雑種のホクリクイヌワラビAthyrium × saitoanum かもしれない。本物のウラボシノコギリは案外少ない。S2007nov17_04 川沿いの木の根本付近に着いていたサジランLoxogramme duclouxii これも滋賀県では非常に少ない。ここが空中湿度が高くシダにとって最適の環境の為でしょう。S2007nov17_28こちらは苔に埋もれるように生えていたヒメサジランLoxogramme grammitoides 。あちこちで見られるが目立たないこともあり見つけにくい。あっても群生していないことが多く個体数は少ない。S2007nov17_17 河原に生えていたイワヘゴDryopteris atrata 。大きい株が群生していた。S2007nov17_18岩陰にハイホラゴケCrepidomanes birmanicum。ややはが波を打つようなのが気になる。日本海側に多いヒメハイホラゴケに似てくるのかもしれない。 S2007nov17_10 オオヒメワラビモドキDeparia unifurcata 。滋賀県の石灰岩地を中心に個体数も多い。同時にオオヒメワラビも多い。S2007nov17_30別の谷にビロウドシダPyrrosia linearifolia がはえていた。個体数は多くなく、一つの岸壁のみに見られただけに、大切に見守っていきたい。他にはタンゴワラビ、オニヒカゲワラビ、イヌチャセンシダなども見られた。 S2007nov17_62秋の黄葉が美しい。クサギ゙の実が赤黒く熟し美しかった。

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2007年11月 6日 (火)

ヒモヅル

2007oct28_kagamiike鏡山の麓を希望ヶ丘の探鳥会の後訪ねてきた。この山は花崗岩でできたやせた山である。この山は低山であるがあちこちに湿地があり珍しい植物も多い貴重な山域だ。

2007oct282その中でも最も重要な植物がこのヒモヅルLycopodium casuarinoides だ。この辺りに点在する湿地の脇で群生しており今のところ生育状況は。良い 2007oct28あちこちの木にからみつき大きいものでは5m以上にも達する。 2007oct281本来東南アジア高地に分布域のある種のようでBorneoのKinabalu山の2000m付近の樹木にからみついていたのを見ている。寒さにはある程度強いのかもしれないが、日本の冬をよく乗り越えて生育しているものだと思います。日本では屋久島では群落を見たことがあるが、他では確認していない。紀伊半島や山口などでも発見されているもののどこも貴重な存在です。国基準絶滅危惧IB類に指定されています。近くには同じグループのシダの暖地性のミズスギや寒地性のヤチスギランも生えている非常に特殊な地域です。2007oct28sawasirogiku_069近くの湿原の脇にサワシロギクがひっそりと咲いていました。少しピンクがかった花も咲いていました。

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2007年9月28日 (金)

オオハナワラビ

S2007sep15kyoto_botanical_garden018 オオハナワラビ. Botrychium japonicum (Prantl) Underw 京都府立植物園植物展の審査で9月15日と27日の2回訪れているが、植物園の茂みには植えられたわけではないが、オオハナワラビが多数自生している。この時期芽生えが多くあちこちに大きな株が見られる。S2007sep15kyoto_botanical_garden022 その中には葉の切れ込みやつやが違うものが見られ2種類あるような気がするがフユノハナワラビではないようだ。S2007sep15kyoto_botanical_garden026 芽が出たばかりのオオハナワラビ。高さは5cmほどだが、ワラビのようないわゆるシダ巻きではなく被子植物の複葉で見られるような出方だ。S2007sep15kyoto_botanical_garden031 地面付近で栄養葉と胞子葉は分岐しその後胞子葉は高く伸びていく。

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2007年6月23日 (土)

北小松のハナヤスリ

S2007jun2302 ノハナショウブ 大津市北小松    昨日までの雨がやみ、梅雨明けを思わせる天気の中でY氏とS氏と共にハナヤスリを中心に見て回った。S2007jun235 大津市の覚性律庵のコヒロハハナヤスリ、コケの生えた境内に生えていた。比較的乾燥した所に生えていた。墓地や背の高い草が余り生えていない場所によく見られる物だ。伊香立途中町還来神社に自生する物もほぼ同じ。根は直線的に横走し所々から新しい芽を出していた。S2007jun2313 それに対し、北小松の物は写真のように栄養葉の葉は細くハマハナヤスリといわれている物に似る。花崗岩地の緩やかな峠付近にできた湿地に生えていた物である。S2007jun2315 もう一つのタイプはやや幅が広く比較的大柄で群生している。雨の後でもありほとんどが水没して水草状態になっていた。S2007jun2305 写真のようにのように水中に栄養葉を広げ胞子葉だけを水面上に出している。このタイプのハナヤスリは偶然水没したというより、他の植物が群生していない水没しやすい場所を好んで生えているような気がする。実際水没していない場所にはほとんど生えていなかった。かなり大津市のコヒロハハナヤスリとは、生えている環境が違うような気がした。

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2007年2月24日 (土)

ツクシ

2007feb196 雄琴川の春の訪れは暖冬の影響もあって、いつもの年寄り早い。タンポポも1月末から咲いている。写真のツクシはは2月19日に撮影したものだが、実際には15日ぐらいに見つけた。出たばかりのものがかわいいのでのせたが、すでに胞子が飛び去ったものもあった。2007feb195 よく見るとツクシのまわりには昨年のスギナが、倒れてはいるがまだ完全に枯れずに残っている。ケリがそろそろ繁殖に入りそうだし、トビもさかんにディスプレーフライト繰り返している。21日はチョウゲンボウが飛び回り、モズがオオヨシキリのような声を出していた。

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2007年2月 4日 (日)

深泥ヶ池のAzolla

2007feb406 2月4日近くを通ったので深泥ヶ池を一周回ってきました。Azollaは南側の開水面の岸付近に群生していました。ヒドリ・オカヨシ・ヨシガモなどが合計100羽ほど見かけましたが食べている様子はありませんでした。2007feb403大きさ、雰囲気からやや、琵琶湖のもの等違うように見えます。ひょっとすると、Azolla cristataそのものかも知れません。天気は良く時折カラ類の群れが通り過ぎる深泥ヶ池でした。

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2007年1月21日 (日)

高島アゾラ調査

2007jan20_003 オオアカウキクサ Azolla japonica 但馬型  1月20日、久しぶりに琵琶湖北部湖西のAzollaの様子を兵庫のS氏と見てきました。分布域が減少し絶滅が心配されている、在来のオオアカウキクサは大津市北部から高島にかけて3箇所ほど見てきましたが結局、乙女が池の一箇所に細々と残っているだけでした。それに引き替え外来雑種と思われるAzollaはあちこちに生えていました。2007jan20_011 これは乙女が池の岸に群生しているAzollaでAzolla microphylla とA. filiculoidesの雑種と考えられる個体。見ただけではわかりにくいが生で見ていると何となく雰囲気が違う。どちらも赤く色づくが少し違う。密生しているものは分かりにくいが、下のもののように高島市四津川の港内に浮かんでいるものを見ると何となくわかりやすい。2007jan20_004 少し尖り気味でやや三角形に近い感じになっている。更に新旭太田の湖岸の小さな田んぼ池ビオトープには2007jan20_007特定外来種に指定されているAzolla cristataと思われるものが放されていた。環境再生という目的の施設であることから非常に問題を感じる。2007jan20_010 小型でアカミが明らかに違うように感じる。いずれにせよ「環境に優しい」アイガモ農法とセットで導入されたAzollaが琵琶湖のまわりを埋め尽くし湖岸の富栄養な泥も増えてきている気がする。早急に手を打つ必要がありそうだ。琵琶湖はオオカナダモ、コカナダモから始まり、ホテイアオイ、ボタンウキクサ、フサジュンサイが毎年のように大繁殖を繰り返している。それに加えAzolla、今年は必ずしも多いとは思わないけれど、問題は今後も続くであろう。最後に比較のために西表のアカウキクサの写真を貼り付けておきます。2003des276 2003,12,27に撮影した西表祖納の湿田に生えていたアカウキクサ A. imbricataです。沖縄のものは西日本に分布していたアカウキクサとはやや異なるようだが違いは分かると思う。

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2007年1月 6日 (土)

江南のシダ2

自由行動が少なかったためシダをゆっくり見られなかったが最終日の朝は少し時間があったので、ホテル前の杭州宝石山に登ってきました。2006dec2605 裏面はこれ2006dec2606 日本のタイプとはちょっと違いますよね。見かけはベニシダなんだけどエンシュウベニシダに近いのかな。2006dec2626 これはサイゴクベニシダかと思ったけど、やはり少し違う。裏面はこれ2006dec2627 冬なので鱗片はわかりにくかったがそれにしても汚い黒っぽい鱗片がぺちゃぺちゃと少なめに付いている。2006dec2629 トウゴクシダかな。裏面は2006dec2630 こんな物かも知れないがやはりちょっと違う。胞膜の状態を確認してみたい気がする。他にはオオカグマやフモトシダもあったが、シダは少なめ。イタチシダ類は見た範囲ではなかった。

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2007年1月 4日 (木)

中国江南のシダ

あけましておめでとうございます。

2006dec22032昨年末旅してきた江南地方で見たシダを紹介します。といっても、水郷地帯なのでほとんどシダは生えていない。ヤブソテツ類とイノモトソウにベニシダ類ぐらい6日で20種類も見ていないのではないでしょうか。まずは蘇州虎丘。斜塔で有名な場所。 2006dec22037 そこの石垣に生えるシダはヤブソテツとイノモトソウ。日本の物とはほとんど変わらない。2006dec22041 少し 羽片の形と光沢が気になるところもあるが、日本にもこのような型はあると思う。

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2006年11月 7日 (火)

タンゴワラビ

2006nov4_29 タンゴワラビDiplazium×sacrosanctum タンゴワラビはオニヒカゲワラビとシロヤマシダの雑種起源と考えられているシダである。滋賀県の高島市を中心に見られ林下に群落を作っていることが多い。2006nov4_30 11/5に西浅井管浦周辺の谷の杉林下でタンゴワラビがあった。ここのは小さな群落であった。小羽片の形は先はやや丸~少し角張る。ソーラスはオニヒカゲほど中肋よりではない。滋賀県産のものは一般的に小型で葉柄を含めても1m程度である。2006nov4_32 すぐ横にヒカゲワラビDiplazium chinense も生えていた。2006nov4_35 また少し離れたところにオニヒカゲワラビDiplazium nipponicumも生えていた。ソーラスはやや長めで、中肋に接する。小羽片の形もかなり違う。

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2006年11月 3日 (金)

権現谷の植物

2006nov314 11/3文化の日は晴れの特異日といううことで、一日中秋らしい晴天に恵まれ気持ちのよい日でした。朝から雄琴駅に集合、シダの観察を目的に6人で近江八幡の長命寺から水ヶ浜と多賀河内風穴~権現谷へ入った。琵琶湖岸はカモの姿が多くなり木々の葉もそろそろ色づき始めていました。2006nov307 権現谷はもうすっかり秋の気配、キク科の花が多い。白いリュウノウギクが岩の間から垂れ下がるようにいっぱい花を付けている。それにヤクシソウの黄色い花がめだつ。 2006nov324岩陰にはジンジソウが咲き残っていました。石灰岩地はシダの種類が多いわけではないが、他の地域では稀または見られない種類を観察できる。2006nov301今回見られた主なシダはクモノスシダやヤブソテツ類、コタニワタリ、オウレンシダ、オオヒメワラビ、オオヒメワラビモドキ、ヒカゲワラビ、オニヒカゲワラビ、ヌリワラビなど 。 2006nov303 特に写真のようなオニヒカゲワラビーヒカゲワラビは多くいろいろなタイプが見られる。ビッチュウヒカゲワラビと思われるタイプもあるが正直なところよく分からない。後半は権現谷の景色を見ながらのハイキングを楽しんできました。

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2006年10月 7日 (土)

ミズワラビ

2006sep30takashimamakino_shiodu05 ミズワラビCeratopteris thalictroides  高島市マキノの最近耕作をやめた湿田には秋になって急激にミズワラビが伸びて群落になっていた。2006sep30takashimamakino_shiodu06大きいものでは40cmぐらいに伸びていた。8月初旬に見たときはかなり探したが見つけられなかったのに。 鹿の角状に伸びた胞子葉に隠れ見にくいが、根本にロゼット状に栄養葉が広がっている。小さな無性芽を付けているものもあった。ミズワラビは他の水生シダと共に一時はほとんど絶滅状態になったが、農薬の使用が少なくなったためか、最近滋賀県内でも普通に見られるようになってきた。それでもたいていは稲刈り後の明るくなった水田に芽生え3~5cm程度の超小型のものが多い。ここのように中型以上のものが群生している場所は少ない。ただこの場所も、耕作をやめて数年経つと、ヨシやウキヤガラなどの背の高い植物が侵入し群生もなくなっていくかも知れない。

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2006年9月 8日 (金)

Australia のシダ

2006aug26_kalbarri_natures_window_argyro 西オーストラリアを北上してKalbarriまできたが、ただ一つ気になることは、ここまでシダ植物を野外で見なかったこと。バスで走っている間所々でワラビ(日本のものとは亜種が違う)が生えていたが、ホントにシダ類は少ない。 結局最後まで野外で見たのは写真のもの1種だった。図鑑が手元にないのですが、エビガラシダ属Cheilanthesかなと思います。Kalbarri NPのNatures Window の乾燥した岩場に張り付いていました。大きさは10cm程度でした。

今回ワラビの写真は撮れなかったので以前に行ったときの写真を貼り付けます。2004mar23walpoletreetopwalk54 非常に硬い葉を持っていました。キナバル山で見たワラビとほぼ同じものかと思いました。WAはWild Flower は1万種以上あると言われているがそのうちシダは何種類ぐらいあるのでしょうね。南部の樹林帯には結構あるかも知れないが、少なくともこの広い原野にはシダはほとんど無いことは確かのようだ。

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2006年8月 2日 (水)

イヌヤチスギラン

2006aug1takashima02 イヌヤチスギラン:Lycopodium carolinianum:ヒカゲノカズラ科

 滋賀県に分布する植物の中でも、また全国的な見地に立っても最も貴重な植物の一つです。環境省絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。高島町の自生地はコシダなどが侵入、また群落の上にのしかかるようにミズゴケがのしかかるように、繁殖してきています。2006aug1takashima11 現在小さな湿地の縁に10株程度、同地域に生えていたヤチスギランは比較的多く生えていますが、イヌヤチスギランはかなり厳しい状況です。ヤチスギランの胞子葉とは異なり胞子嚢は小葉が飛び出すことなくすっきりとしています。また胞子嚢が出てくる時期にも違いがあるようで、すでに達スギランの胞子嚢穂は出そろっていましたが、イヌヤチスギランはまだのようでした。2006aug1takashima12_1 地面を這う茎にも差があるようでヤチスギランは上下差がほとんど無くヒカゲノカズラをやや大きくしたような感じですが、イヌヤチスギランは葉の幅もやや広く、上側と腹側で明らかな差があり、より地面に密着するように生えています。

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2006年7月30日 (日)

サンショウモ

2006jul15_002 サンショウモ Salvinia natans

 サンショウモはオオアカウキクサと共に数少ない浮き草状のシダです。2枚の葉が対生につきその形が、山椒の葉に似ていることから名付けられたようだ。その下側に根(組織的には葉だそうだ。本当の根はない)がぶら下がりそこに胞子嚢果が付く。(今のところ、まだ付いていないなかった。)伊香立の休耕田に繁茂したヒメガマに囲まれながら細々と生き延びていました。昔は水田雑草だったというが最近見ることは少ない。 ここも山からしみ出した水にいつも涵養された湿地、元はもう少し草丈が低かったが最近は非常に伸びてほとんど日が当たらなくなっている。いつまでこの場所も絶滅するかも知れない。毎年確実に発生する場所は少ない。散発的に大量発生することもあるが、ここ数年それも見られなくなってきている。

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2006年7月26日 (水)

クモノスシダ

2006jul23  クモノスシダ Asplenium ruprechtii  

 滋賀県北東部伊吹から鈴鹿北部にかけてはあちこちで大きな石灰岩の露頭が分布している。その中でも特に大きな石灰岩地の多賀町河内風穴付近から権現谷を、梅雨の晴れ間?(実際には時折にわか雨があった)を狙って歩いてきた。岸壁にはコオニユリがぶら下がるように咲き、曇天の暗い林下では白いギンバイソウの花が妖しげな光を放っていた。2006jul23_3 岩盤のやや凹んだところにはツルデンダやクモノスシダが張り付くように付いていた。クモノスシダは大きいはでも10cm程度の細長い葉をもち、その細く伸びた葉先に小さな芽を付けている。それがクモの巣を張ったような感じになっている。石灰岩地特有の奇妙な形のシダだ。写真は橋の修理をしているすぐ横の岩盤、ひょっとすると完成した橋と引き替えに無くなってしまうかも知れない。

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2006年7月 6日 (木)

ヒメムカゴシダ

S2jun3001 ヒメムカゴシダMonachosorum arakii  

ずいぶん前の写真ですが上野写真は岐阜県美山町神崎のヒメムカゴシダ。写真は前年の葉で「ムカゴ」が成長し大きくなっておりました。01aug173_1 ヒメとありますが同属のオオフジシダよりはるかに大きく葉長は1mを越えています。下の写真は滋賀県高島市今津町のもの。発見した頃は、非常に大きく、林床を含め大きな株が10株以上あったのですが、その後自生地の土砂崩落や増加したシカによる食害などもあり、2006年には簡単に近寄れない急な斜面に小さな株が残っているのみで絶滅寸前です。01jun173_1 滋賀県で自生しているのはこの場所だけなので何とかしたいと思うのですが。また近くの神社の社林にはヒロハヤブソテツがたくさん生えていたのですがここも今はヤマアイの群落に被われ小さな株がほんの僅か自生しているのみになっています。

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2006年7月 2日 (日)

ヒカゲノカズラ

2006jun24_012

ヒカゲノカズラが山間の斜面にいっぱいに胞子穂がのびていました。珍しい植物ではありませんがこんなに群生しているのは余り見ません。ヒカゲノカズラは維管束を持つ「胞子」で増える植物という事で「シダ」にしていますがいわゆる一般のシダとはかなり違ったグループです。葉は小葉で葉脈が1本の単純な作りです。(そう言えば今まで紹介したシダはみんな普通のシダではなかったような・・・。) 

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2006年6月25日 (日)

オオアカウキクサ

S2006jun242 S2006jun24 オオアカウキクサ 但馬型Azolla japonica

琵琶湖周辺ではかなりアイガモ農法がさかんに行われていて毎年のように流れの緩い内湾のような所は外国産のAzollaでおおわれます。一時は絶滅危惧が復活してきたと喜んでいたのですが、逆に日本産のオオアカウキクサがより圧迫を受けて産地は局限されているようです。湖東の冷たい水が湧き出す山際の休耕田に細々と生き延びていました。草におおわれかけていましたが、盛り上がるように生えています。外来種に比べ明らかに大型でごわごわした感じです。S2005jul16_009

すぐ近くの池そのものには外来種のAzollaが池を覆っている。今年は大繁殖していなかったので去年の2005/7/16の写真です。

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2006年6月18日 (日)

ナツノハナワラビ

2006jun11ibuki_009 ナツノハナワラビ  Botrychium virginianum

伊吹の山麓の林はシダ植物が多い。春植物が消えすっかり薄暗くなった林下でナツノハナワラビが穂を上げていた。典型的なシダ型の葉を持ちながら葉質や色などから何となくシダらしくない。ハナワラビ科の植物はいわゆる、新芽が蕨巻きにならないせいかもしれない。まわりはイノデ類やイヌワラビ類も多い。

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2006年5月14日 (日)

ハナヤスリ

2006may14_001

今日は京都植物の観察会で京都の南部
向島巨椋干拓地~宇治川河川敷に行ってきました。
シダ屋には適した場所ではなかったのですが、つきあいも兼ねて行ってきました。
2006may14_017

干拓地は農耕地で帰化植物が多いのですが除草剤の影響もあり取り立てて変わった植物はありませんでしたが、宇治河川敷はオギやヨシが茂り、ノニガナやノウルシが咲いており、オオヨシキリやセッカが囀っていました。2006may14_019
ヒメシダやコウヤワラビが伸び始めた、まだ明るいヨシ原はよく見るとハナヤスリがいっぱい。ところでその中でひときわ大型で群生しているハナヤスリがありました。環境と形態から見てからトネハナヤスリだと思うのですが。

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2006年4月17日 (月)

クサソテツ

旧志賀町の河原は春。クサソテツの芽が一斉に伸び始めていました。ここは毎年春に「コゴミ」採りをしている場所、丁度採り頃のもありましたが一足早く採取されたようで余り多くはとれませんでした。すぐ上流では河川工事が始まりこの場所も来年はどうなる事やら、工事が始まった場所もコゴミがいっぱいある場所だったのですが。ヤマザクラ、キンキマメザクラが咲いていました。カンサイタンポポも満開でした。

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2006年4月 8日 (土)

イヌスギナ

今日は昼から高島町マキノに出かけた。湖北は桜が咲いていない。今日の天候のせいで気温が低く風も強いため、冬に逆戻りした感じ。

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湖岸のノウルシはずいぶん伸びてきてはいたが花はまだ。マキノのイヌスギナは15cmぐらい伸びている。普通のスギナの胞子穂は丸みがあるがイヌスギナは細長い。やや緑色を帯びる。出たばかりで側枝は出なくても区別はできる。どちらかというと水につかっている所に生え、スギナは土手に多い。カタクリはもう少ししたら咲きそう。清水のエドヒガンもまだ咲いていない。朽木はまだ雪が多く残り、通行止めが続いている。

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