カテゴリー「イネ科」の5件の記事

2008年12月 5日 (金)

チクゴスズメノヒエ

S2008nov6_16_2 チクゴスズメノヒエPaspalum distichum L. var. indutum Shinners キシュウスズメノヒエの変種とされている。S2008nov6_07 琵琶湖まわりで最近増加していて比較的並の少ない琵琶湖の湾のヨシ群落の周りに広く広がる。雄琴付近の山下湾は夏の終わり頃は埋め尽くされる。写真は3つに分岐しているが多くは2又が多い。S2008nov6_13 キシュウスズメノヒエより大柄でしっかりしている。10月6日坂本湖岸で撮影したのだがたくさん穂をつけていた。広く広がる割りに穂がでていることは案外少なくおしべと雌しべが出ていたので接写してみた。S2008nov6_08 北アメリカ原産の植物で葯の色は黒 2008nov6_09 小穗はスズメノヒエに似て毛は基部に少しあるだけでつるっとしている。 S2008nov6_12 葉鞘には余り写真では目立たないが白い長い毛が生えている。ナガエツルノゲイトウやミズヒマワリも最近目に付くようになってきている。最近、気温が下がると共に琵琶湖のカモが増えてきた。さすがにチクゴスズメノヒエも枯れ始めてきたが、やはり帰化植物のAzolla sp. が勢いが増してきて岸辺から水面を覆い始めてきた。

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2008年11月11日 (火)

オカルガヤ

S2008nov4_27 晩秋に目立つイネ科植物といえばオカルガヤ。仰木の棚田に群生しているが、最近見かけることは少なくなった。この辺りの山間も区画整理が進みほとんどが大きな四角い田んぼになっているが、一部に風景保存として棚田が残されている。刈り取られた斜面から突き出すように穂を伸ばしている。S2008nov4_23 オカルガヤ Cymbopogon tortilis var. goeringii。小穂のかたちは独特で、黒く面白い形なのでよく目立つ。S2008nov4_20 最近増えてきているのは帰化植物のメリケンカルガヤAndropogon virginicus 。このごろどこにでも生えて群生している。S2008nov6_01 雄琴川河口の土手は、秋になるとこのメリケンカルカヤに埋め尽くされる。冬になっても立ち枯れたまま残る。S2007oct13_001 カルカヤと名の付く植物はもう一つ。湖東油日の里山で写した写真だが、右はオカルガヤで左がメカルガヤThemeda japonica 。弱々しい感じのオカルガヤに対し小穂も大きくしっかりとして剛健な感じだ。滋賀県には3種(属は違う)とも自生しているが、メリケンカルカヤ以外はは最近見かけることは少なくなった。里山環境が少なくなってきたためなのでしょうか。

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2008年11月 4日 (火)

スズメノヒエ

S2008oct10_sima13 11月1日 湖北町野鳥センターを訪ねたおりに、コポッピーさんにスズメノヒエについて質問を受けたが、センター付近はシマスズメノヒエPaspalum dilatatum が残っていただけでした。南アメリカ原産の帰化植物で5月末頃から穂が見られます。S2008oct10_sima12 「花」が咲いていると小穗は広卵形で長毛が目立つし、ブラシのように突き出た雌しべ(柱頭)も、おしべ(葯)も黒紫色だ。S2008oct10_49 これは在来種のスズメノヒエ Paspalum thunbergii 帰化種に押され気味だけれどまだあちこちに普通に見られる、花は8月末頃より見られせいぜい10月まで、上の写真では雌しべはでていないが黒紫色で「シマ」と変わらないが、葯の色は黄色い。小穂は「シマ」より、丸い感じで毛がなく、つるっとしている。S2008oct10_54 慣れればちょっと小さめで、ちょっと見ただけで見分けが付く。やっぱり他の在来種同様、日本の農業環境に適応した植物のようで古めの水田地域に多い。稲刈り終えて、明るくなった畦で急に桿をのばし、種を付ける生活スタイル。S2008oct10_50 もう一つの見分けのポイントは葉と葉鞘(桿じゃないよ)は取っても毛深い。「シマ」は小穂毛深いが葉は毛深くない。滋賀県でも「シマ」がはびこりすぎなので、ちょっと気をつけて見ておきたい。S2008oct10_tachi63 ついでにもう一種タチスズメノヒエ Paspalum urvillei これはススキと間違うぐらい大型「シマ」より最近増えて来ているような気がする。S2008oct10_tachi64 「タチ」も葯は黄色。 他にスズメノヒエの仲間は、「アシカキ」に変わって琵琶湖の周りの埋め尽くすチクゴスズメノヒエとキシュウスズメノヒエ、アメリカスズメノヒエがよく見られる。これらは「花」穂がV字型で2本なので見間違わない。またそのうちに取り上げます。

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2008年11月 3日 (月)

エゾノサヤヌカグサ

S2008oct20_1 稲刈りを終えた水田のわきのやや湿った場所や水路の脇で見かけるイネに似た植物。エゾノサヤヌカグサ、滋賀県の琵琶湖まわりで所々に自生している。S2008oct24_07 穂の部分を拡大してみると稲の穂にそっくりだ。サヤヌカグサ属はイネ科の中でもイネ属イネOriza sativaに近縁な種類で日本にはアシカキ、サヤヌカグサと3種が分布している。エゾノサヤヌカグサはLeersia oryzoidesといい種小名にもイネを表すorizaが入っている。S2008oct24_11 小穂は大きく拡大すればやや細長いが、イネそっくりだ。S2008oct24_10 葉はかさかさしていて節の部分はややふくらみやや堅めの毛が生え全体がややざらざらしている。S2008oct24_08葉舌は非常に短く目立たない。(アシカキは長め)全国的にアシカキと共に分布は縮小気味。湿性植物全てに言えるのかもしれないが、耕地整理による乾田化により減っている。雄琴付近でも湖岸は至る所チクゴスズメノヒエに独占されア、シカキは今年は見つけられなかった。エゾノサヤヌカグサも小群が2ヵ所だけになってしまった。 S2008oct31_1 その群落の脇では稲が二番穂を実らせていました。

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2006年5月31日 (水)

チガヤ

2006may31ogoto_003_1

チガヤ Imperata cylindrica (L.) Beauv. イネ科

雄琴川の河口付近は春の植物がすっかり下火になってタンポポは夏草におおわれ始めています。ヒロハウシノケグサやカモジグサ、ネズミムギが桿を伸ばしています。その中でひときわ目立つのが銀色の穂をなびかせるチガヤ。千葉は連休頃にすでに伸ばしていましたが、2週間ほど遅れて伸びてきています。

チガヤの花穂が出てき始めた頃、昔はこれを取り出して食べていたという。すこし甘味があり美味しいというが私はまだ試したことがありません。

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