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2013年6月 3日 (月)

ベニバナヤマシャクヤク 京丹波市美山

Dsc_0186 2013年6月2日、南丹市美山内久保地区で行われた、ベニバナヤマシャクヤクの保護区の一般公開に参加してきた。Dsc_0166 時期がよかったこともあり、よく手入れされた、広い杉林下にたくさんの花を見ることができた。

Dsc_0211 ベニバナヤマシャクヤク Paeonia obovata の花。きれいなピンク色をしているが。必ずしも「紅花」ではなく、白花もたくさんある。ヤマシャクヤク(山芍薬、Paeonia japonica)とは別種にされていて、区別は花の色ではない。Dsc_0163 これは花の色は白いが、やはり「ベニバナヤマシャクヤク」だ。Imgp7173
ベニバナヤマシャクヤクのめしべはヤマシャクヤクより多く3本以上ある。いくつかの個体を見たが5本のものが多かった。ヤマシャクヤクは滋賀県多賀などの石灰岩地を中心に分布しているようだが、京都の山では石灰岩地ではない場所にベニバナヤマシャクヤクが分布している。Imgp7184葉は3枚が互生につく。

Imgp7175 葉の裏は葉脈が浮き出ていて白っぽい。Imgp7178根元の芽を覆っていた2枚の葉。ほとんど全縁で少し赤みを帯びている。Dsc_0219 林下は写真のオニヒカゲワラビやコバノイシカグマ、イワヒメワラビが多く、マツカゼソウやマムシグサが多い。この林もシカの食害の深刻さがわかる。ベニバナヤマシャクヤクもシカは食べないようで、その結果が群落の形成につながっているようだ。Dsc_0159
ベニバナヤマシャクヤクの幼株も多く、保護区以外の近隣地にも見られた。シカの食害でやや分布が広がっている気もするが、美しい花だけに採取されることが多く、絶滅の危険が減った訳でもない。ここは広いスギ林下に数100株が咲いていた。これだけの株が保護されているのは地元の保存会の努力のおかげだと感じた。

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