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2010年8月 3日 (火)

iCeMS 幹細胞研究をやってみよう 

20100802_icems_036

8/2・3は京都大学物質細胞統合システム拠点“iCeMS”で研修を受けた。  最先端の“幹細胞研究”を見せてもらった。

20100802_icems_033 iCeMSの2階のロビー新しい研究施設だけに非常にゆったりとして美しい。真ん中にピアノがおいてある。一見場違いな気がするがピアノで奏でるような研究を行っている場には似つかわしいのかもしれない。それにしても研究の合間にショパンのメロディーが奏でられているのだろうか?20100803_icems_mouse_ips018 MouseのiPS(誘導多能性幹)細胞を位相差顕微鏡で見ている。周りには線維芽細胞(真皮・結合組織)があり丸く見えているのがiPS細胞のコロニー。細胞は小さくまとまっている。iPS 細胞はそのままでは増えず、線維芽細胞がフィーダー細胞の役目をしており、iPS細胞に栄養を与えるとともに、分化を押さえる役割を持っているようです。何の変哲もない細胞の塊、何にでもなれる多能性だが今は何の役割も持たない細胞に果てしない魅力を感じる。(これがそうだと細胞塊を顕微鏡で見せられても私にはわからないかもしれないが。)20100803_icems_080 iPS細胞が本物かどうかはやはりほんとに何にでもなれるのということだが、ちゃんと回答が用意されていた。ヒトiPSから神経細胞の誘導。細かい分化させるシステムについてはよくわからなかったが、とにかくiPSから意識的に目的の組織が作られるようになったことがすごい。20100803_icems_hito_ips_091 これは神経細胞に対する独特のタンパク質(TuJ1)に対する抗体を作用させ、更にその抗体に対するGFP(緑色蛍光タンパク)をつけた2次抗体を作用させたもの。蛍光顕微鏡で見ると本当に美しく神経のネットワークができている。20100803_icems_hito_ips090 透過光を入れるとその他の細胞もあることがわかる。そのことからも神経細胞のみが特異的に染色されている。20100803_icems_082 これは蛍光顕微鏡で観察しているところ。20100803_icems_2104 こちらはヒトiPS 細胞を一次抗体(抗Nanog抗体)に対するAlexa488をつけた抗抗体を作用させたもの。これは2次抗体をつける部分は実際に実験を行った。非常に美しく染まった。基本的にはiPS 細胞の核が強調されるようだ。20100803_icems_2113 再度位相差で見たものと比べると線維芽細胞は染色されていないことがわかる。iPSの核の割合が大きいこともよくわかる。乱暴かもしれないけど私たちの普段のやり方・・・・酢酸オルセインで染色して細胞を見てみたかったかな。

iPSから目的の組織器官が作られていくことが見えてきたかなと思います。生物の形作りはまだ疑問がいっぱい。その生命の謎解きにがんばっている皆さんの研究への情熱がよくわかりました。とにかく忙しい研究の合間で、このような有意義な研修を企画していただいたスタッフの皆さんに感謝です。

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