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2010年3月22日 (月)

マルハチ

20091221_64 小笠原の玉川ダム付近では水分条件がよいせいか、ダムの縁には大きなマルハチが多い。20091221_12 小笠原母島の山地の谷間には大きな葉を広げたマルハチが見られる。比較的陽地を好むようで、むしろ明るい林道の脇に群生しているものの方が多い。小笠原の樹木はあまり高くなく、その樹冠を超えて大きな葉を広げ大きなものは10mを超えている。

20091221_13 マルハチCyathea mertensianaヘゴ科の木生シダ。大きさや形態、生態的には沖縄で多く見られるヒカゲヘゴに似ている気がする。マルハチの名は葉痕が逆八の字になっているのが目立つからだが、それはヒカゲヘゴでも同じだ。20091221_080 若い芽は薄い緑色で、芽出しは明るい鱗片で覆われているが比較的すぐ落ちてしまうようで、大きく葉を広げた葉柄には鱗片はほとんど残っていない。20091221_096 胞子のついた葉は、背の低いマルハチには付いていないので、ソーラスの付き方等は見ていない。包膜は無いようだ。平凡社の図鑑によれば、日陰ヘゴには見かけは似ているが類縁関係は遠いようでニューギニア産のものに比較的近縁種があるそうだ。小笠原の木生シダは、広域分布種のヘゴと小笠原固有種のマルハチと父島固有種のメヘゴがあります。3種の違いついては別で紹介します。Dsc07872 これは奄美大島産のヒカゲへご2002年12月のもの。ヒカゲヘゴに比べマルハチはがっしりとした印象を受ける。Dsc00343 葉身の形もずいぶんほっそりしている。

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