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2010年1月26日 (火)

グリーンアノール

20091223_01

グリーンアノール (Anolis carolinensis) 日本には分布しないイグアナ科のトカゲ。グリーンアノールは、もともとアメリカ合衆国南東部、西インド諸島に分布する。父島では1960年代半ば,母島では1980年代初めに侵入したと考えられている。日本では沖縄、グアム、ハワイなど太平洋の島々にも侵入しているそうだ。

20091223_18 この個体は沖港近くの清見が岡鍾乳洞付近で見たもの。脱皮した跡が尾部に残っている。この個体は20cmほどでかなり大きい個体なのだと思う。国立環境研究所HPのデータでは、意外に小さいトカゲで、雄は全長180~200mm、体重7g程度。雌は全長120~180mm、体重3g程度。オガサワラトカゲより少し大きい程度。20091223_04 この個体は、やはり沖港近くの月が岡神社下にいた15cmほどのアノール。オガサワラトカゲが地面近く、岩の間から出入りしているのに、アノールはほとんど低木の茂みの中にいた。20091224_107 これは父島夜明山の道路際で見たアノール。雄は喉に咽頭垂(デュラップ)があり時折膨らませる。20091224_109 小笠原は季節が冬だったこともあるのかもしれないが、昆虫が目につかない島だった。8日間いて見た蝶はアゲハのみ、トンボは父島小港付近で1回だけ、アリやハチすら少ない。(沖縄では冬でも結構いろんな蝶がいたはず。)グリーンアノールの食害によって多くの小笠原固有昆虫が絶滅の危機に陥っているそうだ。このトカゲが入ることで、こんなにも小笠原の昆虫相が危機的状況に陥るものかと思う。20091222_06 母島西浦の道路沿いはこのようなフェンスが張り巡らされ、アノールやアフリカマイマイなどの小笠原の環境に影響を与える生物の侵入を防いでいる。比較的固有の昆虫類が多く生息している母島の環境を守る取り組みの一つだ。

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