キサラギカナワラビ
ある谷にナンゴクナライシダやハカタシダ、オニカナワラビ、オオカナワラビなどが見られるところに、少し変わったカナワラビがあった。
全体の大きさは新しく伸びてきた葉で葉柄を含め40cmほど。余り大きくはない。
新しく伸びてきた葉の胞膜と葉裏の羽片の鱗片。
もう少したち胞子が熟してこないと何とも結論づけられないが、ナライシダ類が絡む雑種であることは間違いないと思う。
去年の葉が根元にあったが大きさは20cm程度と小さい。葉は明らかにナンゴクナライシダよりも硬く、ハカタシダより薄い。直感的に両種の中間的な印象を受ける。私は、ナライシダが絡む雑種は30年以上前、2月の寒い保津峡の谷間で見つかって、名付けられたキサラギカナワラビ以来だ。
キサラギカナワラビArachniodes ×mitsuyoshianaは、和名は発見された時期から、学名はその時一緒に採集に行っていた、発見者の光田氏と吉川氏の名前が付けられている。当時はナライシダは明確に分けられていなかったので、ハカタxナライとされていたが、今はハカタxホソバナライとされています。この個体は周りの状況から見てハカタxナンゴクナライが適当かもしれません。
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コメント
ハカタ×ナンゴクナライ発見まことにおめでとうございます。キサラギカナワラビはたしかにハカタ×ホソバナライでしょうから、今回のものはサツキカナワラビと仮称したいと思います。ナンゴクとホソバは染色体数が違いますね。だれかサツキカナの染色体数を調べてくれませんかねー。
投稿: 光田 重幸 | 2009年5月31日 (日) 19時50分