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2008年6月の6件の投稿

2008年6月30日 (月)

伊吹山頂付近のシダ

S2008jun14 伊吹山の山頂付近はお花畑が広がりシダ植物は多くない。6/1と6/14に観察したシダを紹介します。1つめは伊吹山の植物を代表するシダ、エゾノヒメクラマゴケ Selaginella helvetica 西南限として大切にしたいクラマゴケの仲間だ。西遊歩道の途中の石灰岩の岩陰にひっそりと着生している。S2008jun14_2お花畑内に最も多く見られるのがヘビノネゴザ   Athyrium yokoscense 。鉱山近くや他の植物が特殊な環境に生える事が多い。その他にハクモウイノデDeparia pycnosora var. albosquamata。やや毛が少ないようだ。S2008jun14_3 これはヤマイヌワラビAthyrium vidalii 高茎の草本のやや湿ったところに見られる。S2008jun14_4 タチヒメワラビThelypteris bukoensis やや他の植物より遅れて伸びてくるようだ。M氏により最近発見された珍しいシダで、近畿唯一の産地である。S2008jun1 東遊歩道の縁のやや湿った場所にわずかに見られるオシダDryopteris crassirhizoma。S2008jun1_2 ツヤナシイノデPolystichum ovato-paleaceum。滋賀県北部はほとんどがサカゲイノデが多いのだが、この山頂付近に見られるのは意外でだ。他にキヨタキシダやコタニワタリ、ツルデンダがドリーネの縁に見られる。2006sep18092 伊吹東遊歩道にはテバコワラビAthyrium atkinsonii の群生地があるのだが、まだ芽出しが見られなかった。S2006sep18108 この写真は2006年に写したものであるが夏の終わりには草原の一角がに群生する。Athyriumの仲間だが胞子嚢群は丸い。羽片は立体的になりおれやすいため標本にするとがたがたになる。S2006sep18084 もう一つ今回見られなかったシダにエゾフユノハナワラビBotrychium multifidum var. robustum がある。2006sep18100 これはその胞子嚢穂。これも夏の終わりには出てくることだろう。伊吹山頂付近は多様な種子植物は有名だがシダ植物は10種ほどが見つけられたのみ。やや下った林下、もう少し調査範囲を広げればもう少し確認種類数が増えると思われる。

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2008年6月 9日 (月)

伊吹山頂のタンポポ

S2008jun1_009 伊吹の調査で6月1日山頂付近を見て回った。麓はすっかり夏草が茂りタンポポの時期も終わっているが1000mを越える山頂付近は今が最盛期であった。ドライブウエイの山頂駐車場付近の石灰岩壁は伊吹山独特の植物も多く見られるが、その中にセイヨウタンポポが目立つ。山頂付近の遊歩道やとりわけ人の多く集まる山小屋の周りに数多く群生している。S2008jun1_128 麓に比べ夏も比較的涼しい山頂付近は北欧出身のセイヨウタンポポには過ごしよいのであろう。小屋周りの裸地はセイヨウタンポポやスズメノカタビラなどが多い。S2008jun1_144_2 このまま放っておくと伊吹山の固有の自然に影響を与えるとのことで、自然を愛するMボランティア団体が、セイヨウタンポポの選択的除去にとりくんでおられた。コドラートを設置し追跡調査も行っておられるので、その効果を見守りたい。S2008jun1_136 この山頂付近はもともと「イブキタンポポ」の自生地で今も周辺の草地やセイヨウタンポポの群生している場所にも混ざっている。S2008jun1_134 イブキタンポポは他の在来のタンポポ同様、外総苞片が圧着していて、セイヨウタンポポのように反り返らない。麓の関ヶ原はカンサイタンポポとトウカイタンポポの境界地帯にありタンポポが非常に多型。いわゆるセイタカタンポポと呼ばれている。山頂付近のイブキタンポポも総苞片の形は様々なタイプが見られる。S2008jun1_138総苞片がやや黒ずむものが見られ、株によって外総苞片がやや幅の広い「エゾタンポポ」に似たものや、高山性のミヤマタンポポに近いようにも思われる。S2008jun1_131 花後のイブキタンポポの方がより特徴が見やすい。イブキタンポポは花粉等の分析が必要だがどうも倍数性のタンポポのような気がする。S2008jun1_135 伊吹山頂も在来のタンポポは花が終わり種子が目立つようになっている。これはセイタカタンポポを思わせる。今のところ在来のタンポポも含め、伊吹山の元々の「お花畑」植物群落には侵入していないようだ。S2008jun1_126 ところでセイヨウタンポポの除去作業根を含めて除去されているがごろごろの石が混じる中、深く堀とる事は難しい。かなり努力されてかなり深くまで掘り採られているが、結果的に10cm程度のものが多い。S2008jun1_147 聞くと、ここ数年継続的に行われ一定減少してきたそうだが、以前の除去作業で残った根から再び復活したと思われるものも見つかる。地下で分岐し地上茎が数個に分かれた株も多い。S2008jun1_143 ボランティア活動の努力は素晴らしいが果たして、今後良い結果が得られるだろうか。掘り採ったあとが攪乱され、結果としてセイヨウタンポポに住みよい環境を作っている気がする、掘り採ったあとが、他の伊吹山に自生している高茎の植物を植え、人による踏みつけなどの影響を減らしていかなければ、セイヨウタンポポの増加を抑えられないように思える。

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2008年6月 8日 (日)

ケリ5

2008jun61 6月6日ケリの幼鳥はすっかり大きくなっていました。写真を撮ったあとこの個体は20mほど飛んで、近くの水田に降りました。もう飛べるようになっています。孵化から約1ヶ月です。2008jun62 近くで親が警戒しておりました。大きさはもう余り変わらない頭の色がかなり異なるようです。行動範囲も広がり午後観察したときには家族はいませんでした。7日はの朝はまた戻っていました。2008jun63 別のヒナがいました。この家族は子どもが3羽いたのですがもう1羽が見つけられません。どこへ行ったのでしょうか?

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2008年6月 6日 (金)

ケリ4

Photo 雄琴川河口付近の様子。写真で追っているケリはA、「ケリ1」の巣と卵はB、今年は雄琴河口ではCDもヒナを連れている姿を見ている。この写真の範囲にあと3つがいぐらいいるようだ。S2008may14_05 5/14かなり大きくなった。S2008may14_07 3羽の雛が水田脇の草地に集まっている。S2008may14_20 周囲を警戒しほとんど動かない。S2008may14_10 しばらく様子を見て動き始めた。S2008may14_28前胸にケリらしい黒い斑紋が現れ始めているS2008may14_23 いっしょに生まれた兄弟だが発育状況に違いが見られる。 S2008may15_095/15も水田に出てきていた。大きくなったせいか割合大胆な行動をとる。 S2008may26_08 5/26かなり大きくなったが。まだ飛べないようだ。

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2008年6月 3日 (火)

ケリ3

S2008may8_03 5月8日のケリの雛、5月2日にはじめて見つけたもの。6日よりさらに大きくしっかりしたような気がする。S2008may8_05 ただ2羽と思っていたらこの日もう1羽やや小さい個体がいることに気付いた。少し遅れて孵化したのかもしれない。S2008may8_10 最初から見つけていたヒナは親と並んでおり、後にいるのがこの日見つけたヒナ。明らかに発育段階が異なる。S2008may6_12 やはり上空から親がさかんに威嚇してくる。S2008may6_13 青い空にコントラストが強い。白い羽がよく目立つ、それが地面に降りると目立たなくなる。

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2008年6月 1日 (日)

ケリ2

S2008may2_02 5月2日、草むらで動くものを発見近づいて見たのだが何がいたのか分からない。代kみるとケリの雛が大きさは10cm以下親が騒ぐので、すぐに現場を離れたら、1匹だけと思ったのだが2羽の雛が飛び出した。S2008may2_07 あわてて飛び出し水田を逃げていくヒナ小さな身体の割に足はしっかりしている。S2008may2_10 水田を渡ったところで一休み。姿はまさにチドリの仲間だ。S2008may6_34 5月6日同じヒナ。4日経ち少し大きくなった。連休中に田植えが終わりその中で餌を採っていた。S2008may6_37 右が親左はヒナ。大きさの差が分かる。S2008may6_55 1匹はすぐ足下で伏せていた。全く動かない。

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