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2008年1月 2日 (水)

ハチジョウベニシダ

2007dec26hatijobeni ハチジョウベニシダ Dryopteris caudipinna 2007年12月26日八丈鴨川林道大滝付近に生えていた、ハチジョウベニシダ。ハチジョウベニシダの原産地を確認しに行くのが今回の旅行の目的の一つであったが、八丈島のやや標高の高い所には普通に生えていた。2007dec27hachijobeniこれは27日八丈唐滝硫黄沼歩道のものだが葉はやや二型性で胞子をつけた葉は大きく伸びて大きいものでは葉柄もあわせて1m近いものがあった。時期的に胞膜の色は確認できていないが、小羽片は細長くややトウゴクシダ的な感じに見えるものもあった。伊豆七島には普通に生えているようだが、普通のベニシダと思われるものはなかった。2007dec29hachijobeni3 次に訪ねた12月29日三宅島火ノ山峠付近の林下で見たハチジョウベニシダ。八丈とは違い海岸部付近から生えていた。2007dec29hachijobeni葉柄部と葉の表面2007dec29hachijobeni2葉の裏面。胞子ははじけ飛んでいた新しい葉も伸びていたが胞子をつけていないものばかりであった。2007dec29hatijoubeni 大路池付近のシイ・タブの林下は一面ハチジョウベニシダばかりでした。幼株も多いただ三宅島は火山ガスの影響か島の南部と北部にごくわずかいい状態の照葉樹林が残るだけで大部分は木が枯れて下草もない状況でした。ベニシダ類は2n=123のものがほとんどだが、ハチジョウベニシダは2n=82の有性生殖を行うとされている。ただ日本での分布はほとんどが島嶼で、本土ではよく発達した照葉樹林下で細々と生き残っているのみである。伊豆諸島以外では京都の冠島や島根で確認されている。

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