八丈富士(西山)
12月25日、植物公園展望台から見た八丈富士。伊豆諸島で最も高い854.3m。山の中腹の牧場下部に周遊道路が走っている。登山口はそこから300mぐらいの登山である。登り初めてすぐにハチジョウベニシダとハチジョウウラボシがすぐに姿を現した。アスカイノデやホングウシダも見られる。
登山道の脇で花が咲いているのはイズノシマダイモンジソウとタチツボスミレぐらいだ。シチトウスミレというのがあるようだが区別が分からない。
山頂が近づくとキリシマノガリヤスが優先する草原になるがすっかり枯れ野であった。
直径500mというが思いの外大きい。火口は2重になり真ん中に小さい池が見える。
時計回りに火口を歩き始めてすぐ八丈富士の頂上があった。
外輪山の縁から八丈小島が見える八丈島より古い火山だそうだ。その後三原山が10万年前から活動、八丈富士は1万5千年ぐらいから活動を始め最後に噴火したのは16005年だそうだ。それにしては噴火口の中は森林がよく発達している。風の強い噴火口周りはヒサカキやイヌツゲが多い。
火口内は風が弱いこともありヒメユズリハやヤマグルマ、あちこちに湿地ができ湿度が高いせいか、シダやコケが多い。セッコク?などの着生蘭も多い。
ハチジョウウラボシもあちこちについている。浅間神社の横には100mほど落ち込んだ大きな「小穴」がある周りは高い崖で囲まれとても簡単には降りられそうにない。非常に風の強い日ではあるが火口内はほとんど無風で申し分のない環境だが、とても簡単には入り込めない。きちんと調査すればおもしろそうだ。山には入って鳥はほとんどいなかったカラスバトを期待したのだが残念でした。
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