高島アゾラ調査
オオアカウキクサ Azolla japonica 但馬型 1月20日、久しぶりに琵琶湖北部湖西のAzollaの様子を兵庫のS氏と見てきました。分布域が減少し絶滅が心配されている、在来のオオアカウキクサは大津市北部から高島にかけて3箇所ほど見てきましたが結局、乙女が池の一箇所に細々と残っているだけでした。それに引き替え外来雑種と思われるAzollaはあちこちに生えていました。
これは乙女が池の岸に群生しているAzollaでAzolla microphylla とA. filiculoidesの雑種と考えられる個体。見ただけではわかりにくいが生で見ていると何となく雰囲気が違う。どちらも赤く色づくが少し違う。密生しているものは分かりにくいが、下のもののように高島市四津川の港内に浮かんでいるものを見ると何となくわかりやすい。
少し尖り気味でやや三角形に近い感じになっている。更に新旭太田の湖岸の小さな田んぼ池ビオトープには
特定外来種に指定されているAzolla cristataと思われるものが放されていた。環境再生という目的の施設であることから非常に問題を感じる。
小型でアカミが明らかに違うように感じる。いずれにせよ「環境に優しい」アイガモ農法とセットで導入されたAzollaが琵琶湖のまわりを埋め尽くし湖岸の富栄養な泥も増えてきている気がする。早急に手を打つ必要がありそうだ。琵琶湖はオオカナダモ、コカナダモから始まり、ホテイアオイ、ボタンウキクサ、フサジュンサイが毎年のように大繁殖を繰り返している。それに加えAzolla、今年は必ずしも多いとは思わないけれど、問題は今後も続くであろう。最後に比較のために西表のアカウキクサの写真を貼り付けておきます。
2003,12,27に撮影した西表祖納の湿田に生えていたアカウキクサ A. imbricataです。沖縄のものは西日本に分布していたアカウキクサとはやや異なるようだが違いは分かると思う。
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コメント
はじめまして。合鴨を検索していて、やってまいりました。
外来種のアゾラが琵琶湖でも増えていることに、衝撃を受けています。
>いずれにせよ「環境に優しい」アイガモ農法とセットで導入されたAzollaが琵琶湖のまわりを埋め尽くし湖岸の富栄養な泥も増えてきている気がする。早急に手を打つ必要がありそうだ。
長い年月の生物の歴史を秘めた琵琶湖に、アゾラが入り込んだ事は、ショックです。富栄養化に拍車がかかるのでしょうか?
五大湖のように特定魚種の大量死と大繁殖を繰り返すようになったら大変ですね。
念のため申し上げておきますが、あいがもの農法には、実は二系統あります。
一つは、福岡県の古野隆雄氏と鹿児島大学の萬田正治氏らの合鴨・アゾラグループ。商業的で派手な演出、センセーショナル・・・。
http://www.asahi.com/shimbun/award/env/index04_04.html
もう一つは、富山県の荒田清耕氏のアイガモグループ。こちらは、生態系復元型で地道な活動で地域密着型。
荒田さんたち富山県福野町の人たちが1985年に、はじめたものなのですが、古野さんが荒田さんの業績を一切言及せず、さも自分が「創始者」として振舞っています。古野さん達がアゾラ禍の元でもありますが、マスコミはどうしたわけか、こちらばかり礼賛。
投稿: yuzou | 2007年3月 9日 (金) 00時10分
はじめまして。
長い生物の歴史を秘めた琵琶湖にも、外来アゾラが入り込んだ事、たいへんショックを受けました。富栄養化が進み、五大湖のように特定生物の大発生と大量死を繰り返すようななったら大変ですね。
それにしても、外来アゾラを持ち込んだ連中、責任をとってもらいたいですね!!
投稿: yuzou | 2007年3月 9日 (金) 00時15分