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2006年10月14日 (土)

コウノトリの郷公園

  2006oct13_toyooka27 コウノトリの郷を舞うコウノトリ。この個体は自然復帰のために放鳥された個体背中に無線機のアンテナが飛び出ている。2006oct13_toyooka33 餌をまかれた直後のケージの様子餌はアジや生きたドジョウなど。アオサギや飛びなども集まって来ているが、コウノトリは大きく強い。2006oct13_toyooka餌を入れた入れ物に飛来した野性個体(足にリングがない。郷公園で巣立った個体は全てカラーリングがはめられている。)他の個体に対し羽を広げて威嚇している。野性個体はやはりたくましいのだろうか。

 10月14日は兵庫県立コウノトリの郷公園で13:00から実施された研修会に参加した。
今回の研修ではN指導主事の講演。内容はこれまでの、コウノトリ保護施設の概要、コウノトリ保護の歩み、そしてここのコウノトリがソビエト連邦ハバロフスクから移入された6羽のコウノトリからスタートしたことなど。現在郷公園に106羽、放鳥16羽が、自然個体2羽が豊岡にいること等が話された。現在増殖は軌道に乗り、自然復帰の取り組み始めている。 ただ、コウノトリが日本に普通にいた環境は江戸時代の里山と人間の手で営まれていた水田、すでにそのような環境は日本から絶滅してしまっている。豊岡周辺で今農薬を減らした農業、有機栽培、冬期湛水。それから、里山の復活、そしてマツクイムシーマツノザイセンチュウにより壊滅状態のアカマツ林の復活など様々な取り組みが行われている。放鳥されたコウノトリは一旦京都府から神戸付近などを巡ったり、鳥取の方へ遠征しても結局、数日後にはコウノトリの郷に戻ってきている。このことも日本にコウノトリの安心して暮らせる場所が無くなっていることを示しているのかも知れない。豊岡市民と周辺農家、多くのボランティアに支えられコウノトリ保護の取り組みは新たな段階を迎えたことが感じられた。2006oct13_toyooka58
 その後公園内をN主事の案内により、公園内の施設を案内してもらった。公園内で飼育されている多くのコウノトリ、そして放鳥されたもの、野生の1羽が混ざりあっていた。上空を飛ぶコウノトリの姿も素晴らしい。園内は里山に囲まれた谷津田の休耕田全面にコナギやミズオオバコ、クログワイ、カンガレイが群生。絶滅危惧種のオオアカウキクサ、サンショウモ、スブタやヤナギスブタも群生している。これらの水田雑草は農薬の使用・農業形態の変化と共に絶滅寸前に追い込まれた植物ばかりだ。それはコウノトリがかつていた環境が戻ってきていることを示している。水生昆虫や水田や小川を住みかにしていた魚たちも戻ってきている。
久しぶりに感動の水環境でした。2006oct14_toyooka15
 4:30頃から野生化計画で放鳥されたコウノトリが野外で自然状態で自立している姿を観察に行く。車で15分ほど走った広い水田でせわしく歩き回るコウノトリを観察する。

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