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2006年7月の10件の投稿

2006年7月31日 (月)

オニバス

2006jul30_009 オニバス Euryale ferox

滋賀県ではありませんが、昨日定通陸上の強化練習会が日吉町で行われ、その帰りに亀岡市平野沢の池に寄ってきた。今年はオニバスが大群落になるのではと思い、是非様子を見たかったためです。はたして・・・、予想通りの大繁殖でした。これが絶滅が心配される植物とはとても思えない。それこそ中池はオニバスに埋め尽くされていました。

2006jun210 6月2日に訪ねたときとは雰囲気が変わっていました。このときは10cmぐらいの浮葉が数枚付け、形も全く違います。2006jun208 右のようなオモダカ型です。写真の物はまだ幅が広い方で、もっと細長いタイプもあります。それでもよく見ると葉の表面には針が見えます。このような葉が中池と一部には下池にも見られたので今年は久しぶりの大繁殖を期待していました。現在葉は大きくなり、直径1.5mを越える物もあるようです。中池はほぼ密集したオニバスで被われ開水面が見えなくなっていました。2006jul30_016 次から上がってきた葉は、元からあった葉を突き破りはを展開するようです。2006jul30_012それにしても成長が速い一年草と言うがこんなに急激に大きくなるとは。花はまだ上がっては来ていないようです。かなりよく見たのですが、紫の可愛い花を八月末にでも見に行ってみよう。上池にはヒシ、下池にはヒシ群落ととオニバスが少し生えている。興味のある方は是非訪ねてみて下さい。滋賀県にも発生地はいくつかあるようですが、今年はどのような状況でしょうか。

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2006年7月30日 (日)

サンショウモ

2006jul15_002 サンショウモ Salvinia natans

 サンショウモはオオアカウキクサと共に数少ない浮き草状のシダです。2枚の葉が対生につきその形が、山椒の葉に似ていることから名付けられたようだ。その下側に根(組織的には葉だそうだ。本当の根はない)がぶら下がりそこに胞子嚢果が付く。(今のところ、まだ付いていないなかった。)伊香立の休耕田に繁茂したヒメガマに囲まれながら細々と生き延びていました。昔は水田雑草だったというが最近見ることは少ない。 ここも山からしみ出した水にいつも涵養された湿地、元はもう少し草丈が低かったが最近は非常に伸びてほとんど日が当たらなくなっている。いつまでこの場所も絶滅するかも知れない。毎年確実に発生する場所は少ない。散発的に大量発生することもあるが、ここ数年それも見られなくなってきている。

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2006年7月28日 (金)

マダニ?

2006jul13meldani_005

 湖岸は梅雨が明けたような天気。蒸し暑くいつもの駄犬Melをつれての朝の散歩も、たまらないぐらいの日差しです。(Melについては写真集を見てください。http://nionoumikara.cocolog-nifty.com/photos/mel/index.html)去年までは家のまわりではいなかったはずのダニが今年は多く、ちょっと油断をすると、何匹か付けてくる。

 初めは上の写真のように2mmにも満たない大きさで毛の間をもそもそと動き回っている。しばらくすると血を吸い始めどんどん大きくなる。下の写真は3mm方眼に載せて撮った写真だが、10mm程度の大きさです。2006julmel_002_1 Melの血を吸ってまるまると太っている。元の写真と足と、顔の部分の大きさは変わっていない。血を吸い終わったダニはMelからはなれておそらく栄養を卵に換え次の子孫につなぐのだろうが当然動きは鈍くひっくり返すともちろん起きあがれない。2006julmel_004_1 今もこのダニはプラスチックケースの中で監禁してある。右の小さい写真は裏側から撮った物。よく見れば,意外に可愛い。血を吸われるのは嫌だけど。 

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2006年7月26日 (水)

クモノスシダ

2006jul23  クモノスシダ Asplenium ruprechtii  

 滋賀県北東部伊吹から鈴鹿北部にかけてはあちこちで大きな石灰岩の露頭が分布している。その中でも特に大きな石灰岩地の多賀町河内風穴付近から権現谷を、梅雨の晴れ間?(実際には時折にわか雨があった)を狙って歩いてきた。岸壁にはコオニユリがぶら下がるように咲き、曇天の暗い林下では白いギンバイソウの花が妖しげな光を放っていた。2006jul23_3 岩盤のやや凹んだところにはツルデンダやクモノスシダが張り付くように付いていた。クモノスシダは大きいはでも10cm程度の細長い葉をもち、その細く伸びた葉先に小さな芽を付けている。それがクモの巣を張ったような感じになっている。石灰岩地特有の奇妙な形のシダだ。写真は橋の修理をしているすぐ横の岩盤、ひょっとすると完成した橋と引き替えに無くなってしまうかも知れない。

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2006年7月22日 (土)

左巻き

2006jul14ogoto_hekusokazura ツル性の植物は右巻きが多いのかなと思っていました。雄琴川付近で観察した範囲ではヘクソカズラだけした。苗鹿の山手で見ると左巻きのフジが目に付きました。ヤマフジは右巻きですが。2006jul15nouka_ 他にヤマノイモ科のオニドコロも左巻きでした。近縁種のヤマノイモや栽培のナガイモも右巻きなのにね。2006jul15nouka__1 写真の一部に近くに生えていたヤマノイモも比較のために貼り付けておきましたので、比較してください。こうして注意してみれば巻き方一つをとっても面白い物です。

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2006年7月19日 (水)

右巻き

2006jul13ogoto_kuzu_018雄琴付近の湖岸でツル植物を観察してみました。圧倒的に右巻きの物が多いようです。写真はクズです。

2006jul13ogoto_hirugao_027 これはヒルガオ、やはり右巻きです。

2006jul13ogoto_gagaimo_024 ガガイモもやはり右巻きでした。他にも庭のアサガオや畑ののナガイモ等右巻きのグループです。道に張られたロープも右巻きでした。

2006jul13ogoto_010 ちなみにクズの先端ですが、(上から見ると)左の方に緩くカーブします。何か物に触れると巻き付きます。左へ左へと巻き付いていくと右巻きになります。巻き付いた部分を横から見るとカタカナの「ミ」の反対、Z巻き上から見ると反時計回りに巻き上がります。巻き方の感覚は覚えるのが意外に難しく、混乱してしまいます。

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2006年7月17日 (月)

右巻きと左巻き ネジバナ

2006jul13kusatu_048 ネジバナは最近、町の芝生や道路脇で普通に見られる唯一のランです。ランは綺麗な花と変わった形態そして希少性があることから花の目立たない物まで減少傾向にあるようです。そんな中で最も観察しやすいラン科植物としてネジバナを眺めてみました。ネジバナはその名の通り花穂がねじれていてその方向は右巻きと左巻きがあるようです。上の写真は大きい方が左巻き、小さい方が右巻きとします。このところちょっと注目して割合を調べてみると地域差がありますが、今のところ10本以上咲いているところでは必ず両方の巻き方があり、結局は余りどちらが多いとは言えないようです。滋賀県草津市の下物では左巻き:右巻き=5:3ぐらいで左が多かったが、雄琴周辺は左巻き:右巻き=2:3ぐらいで右が多い。きちんと調べると面白いかも。ツル性の植物は種によって遺伝的に決まっているようですが、ネジバナはどうなんでしょうね。

2006jul13kusatu_050 これらの写真は第3日曜に実施している野鳥の会の探鳥会での撮影です。雨も何とか降らずこのところの天候としては涼しく快適な探鳥会でした。

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2006年7月10日 (月)

カキラン

2006jul9_001 カキラン Epipactis thunbergii

台風3号が沖縄付近を北上し関西に影響が及ぶことは少なくなったが、上空を流れる雲は早く時折雨が落ちてくる。そんな天気。腰を痛め余り歩けないので、里山を少し歩くことにする。2006jul9_003 湖東の山は花崗岩が風化してできた山があちこちにある。そのような場所は栄養に乏しく植物には厳しい条件だ。水はけはよいため全体としては乾燥しているが、谷間には水に恵まれた湿地ができていることが多い。そのような場所は食虫植物が多く、比較的珍しい植物も多い。その中で今日はカキランがひっそりと咲いていました。綺麗なランなので盗掘されることもあるようで、最近少なくなってきている。花の色が「柿色」なので柿蘭と名付けられたようだ。

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2006年7月 6日 (木)

ヒメムカゴシダ

S2jun3001 ヒメムカゴシダMonachosorum arakii  

ずいぶん前の写真ですが上野写真は岐阜県美山町神崎のヒメムカゴシダ。写真は前年の葉で「ムカゴ」が成長し大きくなっておりました。01aug173_1 ヒメとありますが同属のオオフジシダよりはるかに大きく葉長は1mを越えています。下の写真は滋賀県高島市今津町のもの。発見した頃は、非常に大きく、林床を含め大きな株が10株以上あったのですが、その後自生地の土砂崩落や増加したシカによる食害などもあり、2006年には簡単に近寄れない急な斜面に小さな株が残っているのみで絶滅寸前です。01jun173_1 滋賀県で自生しているのはこの場所だけなので何とかしたいと思うのですが。また近くの神社の社林にはヒロハヤブソテツがたくさん生えていたのですがここも今はヤマアイの群落に被われ小さな株がほんの僅か自生しているのみになっています。

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2006年7月 2日 (日)

ヒカゲノカズラ

2006jun24_012

ヒカゲノカズラが山間の斜面にいっぱいに胞子穂がのびていました。珍しい植物ではありませんがこんなに群生しているのは余り見ません。ヒカゲノカズラは維管束を持つ「胞子」で増える植物という事で「シダ」にしていますがいわゆる一般のシダとはかなり違ったグループです。葉は小葉で葉脈が1本の単純な作りです。(そう言えば今まで紹介したシダはみんな普通のシダではなかったような・・・。) 

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